社長の気まぐれ日記
2009.09.24 健康住宅
9/24 今日も秋晴れの良い天気となった。仕事にもスポーツにも絶好の季節だと思うが景気のほうは今一で、腰痛で好きなスポーツもできずストレスがたまる一方である。
◎ 家づくりの教科書 中野 博 著より抜粋
● 工法の長所と短所
◇ 在来軸組工法
日本の木造住宅の特徴は柱と梁で構成されるその構造にあります。古民家や純和風住宅に見られるように、従来は柱を見せる『真壁』と呼ばれる作り方が一般的でした。数年前までは柱を隠す『大壁』と呼ばれるつくりをしているところが多くみられたのですが、いまはまた『真壁』が人気となっています。『真壁』『大壁』の違いは見た目のデザイン上の違いと言うことができるのですが、柱を見せる見せないと言うのは、断熱の方法や、仕上げの仕方(効率的に作業するために)、見せるに値する柱を使っているかどうかなど、住宅会社側もさまざまな理由から判断しています。あなたの考えも反映させられるところですから、パートナーにあなたの好みの空間デザインを伝えておきましょう。
さて、在来軸組工法の長所としては、1間、2間(1間とは畳の長い辺の長さ=約180cm)、と言った伝統的な寸法で設計されるので、これまでこうした伝統を受け継いできた大工さんにとっては施工しやすい工法です。柱と梁で構造をしっかり支えるので、増改築を比較的容易に行うことができることもメリットです。しかも、どんな敷地状況においても施工が可能で、設計の自由度が高いので挟小地や変形地にはぴったりです。また木という素材は日本の風土にあった材料です。無垢材などを利用することにより、人や環境に優しい自然な空間をつくることができます。
短所としては、職人さんの腕の良し悪しが出やすいということがあります。古民家などの柱や梁は複雑に組み合わされ、曲がった梁にかえって自然味を覚えるものですが、木の性質を見て構造を組める大工さんは少なくなりました。徒弟制度で受け継がれてきた技術を、いつの間にか受け継ぐ若い人が少なくなってしまったからです。腕利きの大工さんはいまや貴重な存在です。その一方で、人材不足を補うためにプレカットと言う加工精度の高い技術が発達して、木造住宅の施工技術が進化したり、木造業界が変化してきていることも事実です。こうした木造住宅の工業化は、品質の安定と言う面からはメリットとしてとらえることもできます。
最近は大きな良質な木が少ないので、大工さんの腕を見せる機会がなくなっているのも事実です。さらに昨今は耐震性を配慮して法律上一定の『壁量』を満たす必要があり、柱と柱に斜めの材で固定する筋交い壁の配置のバランスや補強金物の使用など、いまの在来木造住宅の家づくりは、大工さんの腕より耐震・耐久性を保持する技術の方に重きがあるようです。この在来工法住宅はほとんどの工務店で建築可能なので、お近くの工務店があなたのパートナーになる可能性があります。工務店によっては、柱と梁を特殊な金物でつなぐ方法を取り入れたり、いろいろな工夫をしていますから、パートナー選びをするときはどんな工夫をしているのかを聞いて、その工夫があなたの家づくりにとって大事なものかどうか検討してみましょう。
私たちは、住まいの健康と住む人の健康を考えて住まいづくりをしています。 ご相談等はこちらまで info@yamaguchi-giken.co.jp
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